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2009.07.20

増築のあとを発見(3)

さて、間があいてしまいました。意外と楽しみにして下さっている方が多いのにびっくりしています。ありがとうございます。せっかく覗きにきたらば、ぜひコメントなどを残していってくださいね。

さて、前回と前々回、2回にわたって、柱を抜いて増築している痕跡をみてきました。今回はその最終回。
とりあえずいつもの通り、前回の復習から始めます。

090618genkyo_zu
画像クリックでポップアップします

こんな感じでしたね。今回はこの図面の左下隅の赤いナナメ線のところの柱が抜かれている現状をみてみます。増築前は家のコーナーにあった柱のようです。普通は我々設計者としては、こんな柱を抜こうとは思いませんし、お施主さんがどうしても抜きたいとおっしゃったとしても「無理があるからやめといたらどうですか?」とご提案する部分です。しかし、我々が手に入れたこの南谷の住宅は、がんばってこの柱を抜いてしまっています。

どう抜いているかというと、上図の緑のところに鉄骨の梁を入れるという大技を使っているというもの。

090630hasira_tekkotu

見えますかね?
反対側から拡大するとこんな感じ。

090619tekkotu

「へ」の字型に曲げたH型鋼(わりと薄肉のやつでした)を梁と緊結した上で、南面の梁の上に載せかけています。で、この南面の梁にあたったところに柱があるかというと・・・、これがありません。なかなか大胆でしょ?

脚元をみるとこんな感じ

090630kiso_zoutiku

外壁の手前の部分が増築前の土台です。この基礎はコンクリートですが、現在の外壁の下の基礎はコンクリートブロック造ですな・・・。なんだか結構いいかげんな増築をしてくれているようです。中古の住宅を手に入れて改修というかリフォームをしようっていうのは、こういうところがギャンブルではありますね。

でもまあ、それはそれ、私たちはこうした事態も覚悟の上で40年前の住宅を購入しております。これくらいの発見がないと面白くないってなもんです。別に強がっているわけでもありませんが、しかし、全ての仕上げを取っ払った時点で致命的な問題がなくてちょっと胸を撫で下ろしているというのが正直なところでもあります。


さて、のんきにやってて、更新が遅れているうちに、実際の工事は見積が上がって、昨日契約が済み本日から着工の運びとなっております。ちょっと追いつかないといけませんな・・・。


ちなみに、竣工は10月初めの予定(四代目は9月末に引っ越しできるようにすると豪語していましたが、どうなることやら)。工事中もレポートを続けますね。ではでは。

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