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2009.07.08

増築のあとを発見(2)

まずは前回の復習から始めます。
どうやら、過去に増築してあって、柱を抜いているところが出てきた。という話でした。図面をもう一度のっけときますね。

090618genkyo_zu
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現場で発見したものとは何だったかという話でしたね。

まず1つめは、図面右上の柱を抜いている部分
こんな感じ。

090619harihokyou

柱を抜いて梁を下から足して補強しています。こういうのを「やすめ」って言うらしいです。これは初めて聞いたテクニカルタームでしたな。4代目と大工さんの会話に出てきてました。
考え方としては簡単で、柱がなくなる分の上部構造を梁に任せて、両脇の柱に力をながしてやるという方法です。木造の建物では割とよくやる手法で、柱の1本や2本、こんな感じで抜いちゃうのはよくあるといえばあります。
私たちは、この手法によって、柱をいくつか動かそうとしていたワケですが、既に先客がいたというわけ。

以前にお見せした「抜けない柱」は、この「先客やすめ君」の左端に見えている柱です。4代目のスケッチでも「やはりココに柱はほしいです」
としっかり書かれてますね・・・。どうも図面と写真だけでお伝えするのはまどろっこしいですが、皆さんついてきてますか?

さて、増築の痕跡は他にもあって、例えば屋根の板(野地板といいます)を支えているナナメの材(垂木)を途中で継ぎ足しているので、ダブルになっている(分かりますか?)。単純に長さ方向に継ぎ足すのでは構造的に問題があるので、すこし長さ方向をダブらせて屋根を広げています。

090619taruki

でも、広げたところの梁の処理がちょっといいかげんだったりして・・。

090619moya_hari

わかりますか?柱の右側の梁が柱に届いてません。どうしてこんなことになっちゃっているのかなあ・・。

さらに、増築の痕跡としては、他にこんなのも出てきてます。

090619hasira_ana

見えにくいかしら・・・。柱に穴があいてるでしょ?これがかつて外壁のあったあとです。貫が入ってたのかな・・・・・。ま、とにかく壁のなかったところの柱にこんな痕跡があったことからも増築の様子が伺えます。もっと顕著なの増築の痕跡としては、新しい壁はボード・ベニヤなどの乾式壁で、古い壁は竹小舞漆喰の湿式壁だったりとかね。

今日は図面右上で起きていることをお知らせしましたが、次回は左下部分。さらにアクロバティックな驚きの柱の抜き方が発見されることになります。

乞うご期待。

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コメント

届いてない梁の上にある桁は間柱で受けてるって事ですか?コワイナー

そもそも斜めに入っている意図がわからないですよね。
斜めに入れてしまったばっかりに仕口が出来なかったって感じかな。
瓦屋根じゃないからって舐めた事して。

対策は、間柱を間柱に交換して届いてない柱は水平に入れなおすか交換した上で仕口→ボルトで締結。
桁は束柱入れてのせるかな?

すいません、勝手に妄想してしまいました(^-^;

投稿: ひろき | 2009.07.08 20:57

訂正
  対策は、間柱を3.5角柱に交換・・・

なんだかな~(^^;)

投稿: ひろき | 2009.07.08 21:01

ああ、間違ってばっかりだ・・・続きにまだあった・・・
わかるとおもうので書かんでおきます OTL....

投稿: ひろき | 2009.07.08 21:05

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